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Title: 日本における高齢者介護支援者としてのフィリピン人の社会・心理的適性の研究 : 日本の少子高齢化とFOW の受け入れについて
Authors: 齊藤, 勇
Issue Date: 20-Mar-2007
Publisher: 立正大学心理学研究所
Abstract: 急速な少子高齢化社会が進みつつある日本において高齢者介護の問題は緊急な事案である。特に高齢者介護に当たる介護支援者の数的不足は多くの有識者やマスメディアからも大きな懸念を示されている。この不足を補う一つの方法として、外国人介護支援者の受け入れが提案されているが、政府も介護関係者もまた、国民も文化の異なる外国人介護者支援者の受け入れを躊躇している。緊急の問題にもかかわらず、日本にはなじまない、治安が悪化するなどの理由で、積極的ではない。しかし、国内だけでは介護支援者の不足は明らかで、このまま放置しておいては問題が深刻化するだけといえる。先進諸国を見ても、介護サービスに当たる人的資源は外国から求めている例が非常に多い。この国際的介護サービスの人的資源の主要な供給国が隣国フィリピンである。そこで、本論文においては人的資源供給国としてのフィリピンの現状をふまえ、フィリピン人の介護サービスへの適性、特に高齢者介護への適性について社会・心理的側面から検討している。方法はフィリピン人の特性が高齢者介護サービスへの社会・心理的特性に合致しているかを検討した。これらの特性としてZucker (2003) を基に、友好性、敬老性、家族の絆、順応性、勤勉性の5特性とコミュニケーション能力としての英語力の6つの特性を選んだ。そしてこれらの特性とフィリピン人の特性について記された著書の特性と照合させた。その結果、フィリピン人は、6特性いずれにおいてもその特性を有していることが明らかにされた。このようなフィリピン人の特性が、諸外国から介護支援者として歓迎され、また、受け入れをスムースにしていると考えられる。調査の結果、日本においても受け入れ側が積極的な態度を持つことにより、フィリピン人介護支援者の受け入れが高齢者介護の大きな問題である介護支援者不足を補うひとつの有効な方法であることが明らかにされた。
URI: http://hdl.handle.net/11266/5184
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