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Please use this identifier to cite or link to this item: http://hdl.handle.net/11266/5404

Title: 株式非公開企業による租税回避行動―企業パネルデータを用いた実証分析―
Other Titles: Tax Evasion Behavior of Closed Corporations: A Panel Data Analysis
Authors: 川口, 真一
Kawaguchi, Shinichi
Keywords: 株式非公開企業
租税回避
税のミスマッチ
Issue Date: 26-Dec-2012
Publisher: 立正大学経済学会
Abstract: 本稿の目的は,株式非公開企業が租税回避を目的に利益分配を変化させることを検証することにある.現行の法人税制は,企業行動を考慮してデザインされていないため,ミスマッチが生じていると考えられる.企業行動にマッチしていない課税が行われると,税制に不備が生じることになり,企業はそれ利用して税負担を軽減するような行動を取る可能性がある.その一つが役員報酬を利用した税負担の軽減であり,これは法人税の租税回避として捉えることができる.わが国における法人税の租税回避を理論的・制度的,あるいは実証的に分析した研究は存在するものの,企業パネルデータを用いた実証的研究は行われていない.よって,本稿では,2001 年度から2004 年度までの株式公開企業・非公開企業のパネルデータを用いて租税回避行動に関する実証分析を行った.本分析では,「株式非公開企業は利益を役員報酬に流すことで法人税の租税回避を行っている」という仮説を立て分析を行った結果,仮説は実証的に支持された.企業による租税回避行動は,企業間における実効税率・限界税率の格差を生じさせ,税の不公平性をもたらす.さらに,租税回避は利益の分配経路の歪みをもたらし,資源の効率的な配分も阻害する可能性がある.したがって,本稿は法人税制のミスマッチを是正するための措置として,株式の流動性を基準とした法人企業の区分税制を提言するものである.
URI: http://hdl.handle.net/11266/5404
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